2016年10月15日土曜日

時代は変わる。

ボブ・ディランがノーベル賞を受賞した。

賛否両論の様であるが、その是非を語るのは野暮というものだ。
ただ一つある事実は「時代は変わった」ということ。
70歳をとうに過ぎた彼がこんな形で評価されることは、
当時は誰も思いもよらなかったはずだ。当の本人でさえも。

誰もが望んでいたことではない、本人もきっと望んでいたことではない。
でもそのメッセージは時を経て、これまでとは違った形での評価を得るに至った。
ゆえに、彼自身がこの事実に沈黙するのは正しい。

彼はあくまでも彼自身であり続けている。それだけが彼の中の真実。
ギター1本で、バンドで、素朴に、あるいは無骨に、
その語り口を時に変えながらも、彼の中の真実はいつでも変わらない。
時代は変わる。その中を変わらずに生き続けるために、
人は風を感じ、その中で立ち方を変えながら生きる。
変わらずに生き続けるために、変わり続ける。
それだけが彼の中の真実。

望んでいたわけでもなく、予想していたわけでもなく、
でもこうなることは特別ではない。彼にとっては自然な流れ。
だから驚きもせずに沈黙するのは正しい。



彼の曲を1曲だけ選べと聞かれたら、迷わずこう答える。

「時代は変わる」

高校生の頃に出会って以来、訥々と語られる調べは、
今の「覚悟」に至る私をどこかで支え続けてくれている。



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