2015年11月22日日曜日

木を見て、森を見ず。

三連休の中日。吹奏楽の一般バンドのリハーサルのため上陸中。
夜のリハまでたっぷり時間があるので、久々の自由時間。
温泉でまったりした後は、馴染みの喫茶店でコーヒー飲みながら楽譜のチェック。
ハイティンク指揮の「ブラ1」がモニターに映し出され、つい手が止まる。
クラシック好きのマスターは、いつもサービスでいろいろ見せてくれる。
ついでにコーヒーもサービスしてくれる。

「ブラ1」が終わると、チェコフィルの「我が祖国」。
大抵の人は「モルダウ」は知っていても、それ以外の曲を知らなかったりする。
連作交響詩と銘打たれているように、他の曲と並んでこそ作品の真価がわかる。
あふれるばかりの祖国への想いが、単なるノスタルジーを超えて伝わってくる。
そもそも学校の音楽の授業では、どうして「モルダウ」だけを切り取って扱うのだろう。
描写性に富んだ作品だから、情景を思い浮かべながら聴かせるには格好なんだろうけど。
おまけに歌詞まで誰かがつけたものがクラス合唱の定番だったりする。
全部扱っていたら時数が足りなくなるんだろうけど、いいものは真価を味わってほしい。
クーベリックの伝説のコンサートを見て、その背景を学んで、楽曲も丸ごと味わって、
そうなりゃ、音楽というよりは総合的な学習だな。誰かきっとやってるんだろうけど。

「モルダウって、川の流れを表現した曲でしょ」
『そうだけど、スメタナがどうしてそれを曲にしたかったのかも知ってほしいな』

そんな会話をかつて子どもたちとしたことを思い出しながら、
オケの響きと何杯目かのコーヒーを味わう午後。

0 件のコメント: